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[TODO]

(予定/deadline)

  1. 06月14日(水):研究室セミナー担当(カ)
  2. 07月03日(月):研究室セミナー担当(マ)

(active)
90 モデル:"生態化学量論にもとづく摂餌選択と食物網の進化"

(waiting)
投稿中:"Effects of CNR."

(sleeping:: commented out)



05月31日(Wed)

 朝、研究室。
 午前中、セミナー(カ)。ふくはら君の担当で修論研究計画。これまた大変そうな話ではある。

 午後、お仕事。駆け足だったり端折って説明した部分に即座に不評がついた。準備した時点でちょっと詰め込み気味だったこともあり、余裕を持ちながら話をするには練りこみが足りなかった。反省。


05月30日(Tue)

 朝起き。自宅作業ののち、私用であれこれ。

 軽自動車税の振込みのため銀行へ。適当にコンビニで支払えば良いやと思っていたら、今年はコンビニ払いが出来ません、というのを知ったのが昨日。危なかった。やることなすこと暈け茄子な宮城県ではあるが、オシオキ方向にはやる気満々なので、渋々ながら払っておくことにする。
 来月には車検で、今度の車検は消耗品類の全交換に加えて、チェーンとスプロケも交換(これも消耗品ではあるが)と踏んでるんで、かなりの出費になるんだろうなあ…。

 午後、研究室。
 午後過ぎ、川内TA。本日は南澤さんによる微生物の多様性の話。多彩な話題に最新の研究成果を織り交ぜつつ、微生物(特に菌)の多様性とその魅力について語るエキサイティングな内容だった。

 夕刻、戻ってきて作業続き。

 再来週のセミナー、研究進捗状況を話そうと思っていたのだけど、あと今週中を目処に今の研究計画案が纏め切れたとしても、一週間程度しか間がないのはちょっと苦しい。
 とはいえ、せっかく貰った時間なので、ここはひとつレビューをやってみようかと画策中。当研究室のセミナーではレビューは鬼門とされがちなのだけど、今のモデルの方向性を纏めるという意味も含めてintroductionを書くつもりで挑戦してみる。30分の発表時間枠でどこまで出来るのか、まずは話の組み立てから考えないと。


05月29日(Mon)

 朝起きて、読み始めた本にそのまま読みふけり、気づいたら正午を回っていた。

 午後、研究室。
 午後過ぎ、輪読会(マ)。前半はダイチ君による、修論データの再検討と題した進捗報告。昨年度、大揉めになっちゃった例のアレがあれ?みたいな感じ。何と言うか、いやはや。

 後半は若山さんによる研究報告。発光による繁殖成功と環境への耐性(もっと広義の生存能力、の方が適当かも)との間とのtrade-offについて。結果はクリアだったが、それをその先の要因まで詰めるのが難しそうという印象。

 簡潔に進行して随分と早くにお開きに。ちょうど良いので宛先不定で配送センター預かりになっちゃった荷物を引き取りに折立まで。

 夕刻、研究室戻。生態学会のときにも話を聞いてくださった、東大の岩井さんが実験手法を聞きに研究室に来ており、ご挨拶。摂餌選択モデルの話を覚えていて下さって、実際に実験とかしないのかと訊かれたのだけど、うまいこと答えられなかった…


05月26日(Fri)

 午後、研究室。
 午後過ぎ、輪読会(マ)。前半は、しもやま君による、Fischer et al.(2001), Ecology(82/11):2984-3000.の紹介。かの故Frostのグループによる研究。湖沼ごとのEcological historyの違いが、その後の撹乱への応答感受性を変える、という野外実験。過去に酸性化した湖沼に住む群衆では、環境が酸性化した際に耐性があるという話。聞いた印象では、前段階での処理(酸性化)によって、人為的な選抜が起きて酸耐性な系統が残ってるんじゃないだろうか。この後に、各局所群集の遺伝的な構造を調べてみれば判るんだろうが、残念ながら研究はおそらくここでストップしているとのこと。

 後半は、こうち君による、Gasol(1994),Mar.Ecol.Prog-Ser.(113):291-300.の紹介。折りしも"top-down? or botom-up?"の二項対立的cascade論争が終結しつつあった頃。メタ解析を駆使して全体的傾向を求めて、個別の水系が『どっち寄り?』なのかを評価する指標を提案する、のが(たぶん)目的。
 集めてきた文献を使って、あれも出来るこれも出来ると、やったことはとりあえず全部詰め込んだ所為で、何に必要なんだかよく判らないデータがいっぱい搭載されている。データ同士の数値の整合性も若干『?』なのもマイナス点。

 摂餌選択モデル、続き
 昨日からの続きをしている最中に、そういえば、同じくtrade-off云々と言っていた山口さんはどうなったかと思い出す。夜中、帰り際に話をし始めて、なんだか長々と喋ってしまった。現状での問題点っぽい部分を指摘したんだけど、余計な口出しになってなければ良いが。


05月25日(Thu)

 午前中、私用、というか朝までかかって昨日のを始末して届けに行く。結局思惑通り、という自覚はあるけども。

 午後、研究室。
 先週末の安定同位体で食物網の推定の話、実際にはconnectance webの構造推定までやるのはなかなかに難しいらしい。なかなか現実は僕の考えるほどアマくはないようで…。

 昼頃に、モリトさんにバッタリ出くわす。一時帰国区していたのは聞いていたが、ちょうどサンプリングから戻ってきたところだったらしくカタツムリを抱えたまま、近況など。お変わりなく、というかホントに何一つ変わってなくておかしかった。

 そういえば、地学の先生に学会で落とした携帯電話を届けていただいて、月曜日に総合棟まで引き取りに行ったんだった。感謝。

 摂餌選択モデル、続き
 1/0のスイッチングについて、およびhandling costのtrade-offを纏めて解決すべく摂餌選択努力の部分を有限の量的資源配分モデルに置き換えるべく、あれこれ模索中。この部分は、新潟でもいろんな方から一様に突っ込みを受けた部分でもある。

 最終的には、現段階のイメージとしては、昨年マサヤ君が使っていたモデル系をもっとフレキシブルにしたような形態になるのかな。アレはあんまり融通が利かなかったんで、そのままは流用できないけど、類似資源に対するhandling cost軽減の関数的評価のアイデア自体は応用できる、ような気がする。


05月24日(Wed)

 朝、研究室。
 午前中、セミナー。わたなべ君による修論研究計画。今後もタイヘンそうである。セミナー後の『とっておきのネタ云々』の発言は、割と本心からだったりするのだけど。

 午後、オシゴト。面白いという評価がボチボチ貰えてホッとしつつある反面、毎回、出席表に『リラックスして行きましょう』と書いてくれる学生さんが居る。そんなに緊張してるかな。かなり余裕を持ってゆっくり話を進めてるつもりなのだけど。見透かされているのか、単純に挙動不審を指摘されてるのか判らない。
 学会発表や内向けのセミナーはおろか、輪読会ですら実は結構緊張していて、同じようにかなりテンション高めに設定して喋ってるんだけど、もしかしてバレバレ?

 夕刻前、お仕事、別件。納期はまだ先だけど余裕で仕上げて持っていったのが運の尽き。状況をクリアするとさらに困難な状況になってるよーな気がするなー。
『別件でこっち、金曜午前が〆でしてー』(おねーさん、顔色一つ変えずに手渡し)
『…。来週ですよね』
『今週ですー、明日朝の便でご自宅に送ろうと思ってたんですよー。』
『…』
差し引きを考えて、あれか。徹夜で朝までに仕上げるのは前提として織り込み済みか。一日早く舞い込んだだけでもマシだと思い込むことにして、自宅に戻ってから作業するとしよう。自宅に戻るまで考えないことにして放置。

 夕刻、青葉山戻。作業続き。

 モデル:"生態化学量論にもとづく摂餌選択と食物網の進化"
 まず現状ですべきは、ひとつは、3月に新潟で発表した基本モデルをどういう方向に纏めるか整理すること。幾つか漠然とあるプランを整理して優先順を付ける。
 もうひとつは技術的な問題、gcc3上でのおかしな挙動を解決する。CNRモデルのと違ってコンパクトだから、幾つかの不満点と併せて再構築するのが根治手段としては最適だろう。
 夜過ぎまで作業。


05月23日(Tue)

 午後過ぎ、研究室。
 昨日の設定作業の続きをもうひと段落片付け。

 午後過ぎ、川内TA。本日は、酒井さんによる「植物の形と繁殖の多様性」についての話。蜂のダンス・受粉後に花色を変化させる植物の戦略・柱頭の長さにおける他家/自家受粉間競争、について割と各論的な最近の研究トピックの紹介。割と古典的な話かと思いながら聞いていたら、論文は2000年以降だったりして、そっちにちょっと驚いた。
 あと、ここに書いてもしょうがないけど。(中略)、一年生とはいえ、もうちょっと上手にやんなさい。

 夕刻、青葉山に戻ってきて、田嶋さんと合流。DHCP問題解決続き…の筈だったのだが、二人していくら探しても設定できず。いくらなんでもこの値段の無線APがダムHUBである訳がない、ということになって、結局、田嶋さんが業者に連絡しなおすことに。

 夜、明日の準備など。


05月22日(Mon)

 午後過ぎ、研究室。
 本日はセミナー(マ)は実習のため、お休み。いい加減放置しっぱなしだった、一回の無線LANの設定作業開始。暫く格闘して夜まで。いやはや、床下配線も結構キツイけど、上向いて天井配線もしんどい。
 あれこれ試した挙句、一応接続テストまで完了。ただし、DHCPサーバ機能の設定方法が判らぬまま撤収。まさかとは思うけど、無線式のダムHUBなんてのが存在したりするのか? いやいや。田嶋さんに相談するため、明日に持ち越し。

 モデル:"生態化学量論にもとづく摂餌選択と食物網の進化"
 ようやっと再開。幾つかの方向性を思案中だけどどうしたものか。突っ走る前に相談しに持って行きたいところ。思案⇒目処を計るのに作業⇒ついでに結果も出るんじゃね? …という、いつものパターンになる前に。


05月21日(Sun)

 朝、仙台発〜正午、青森市着〜夕刻、仙台戻。

 友人が急逝した。水曜日の早朝に病状が急変してすぐだったとのことだが、携帯を落とした所為もあり、知らされたのは翌日。でも、葬儀を終えて仙台に戻ってきた今も、実感が湧かない。
 基本的に単独行動しかせず、好き勝手ばかりしている僕を、何かにつけて連れ出してくれた人だった。言葉足らずで無礼を働いたのに苦笑いしながら判ってくれた人だった。つい31の誕生日を迎えたのが一週間前だったか。先日、三十路になったのを揶揄したばかりだった。早すぎる。


05月20日(Sat)

 出かける準備やら手配やら。

 午後過ぎ、研究室。
 物を取りに来たついでに、ちょっと先の締め切りのものを片付け。あんまり考えないでも作業できるものなんでさっさと片付けておく。


05月19日(Fri)

 午前中、昨日から引きずられて私用。色々とあって、今週中の平常復帰は無理っぽい。

 午後、研究室。
 雑用ののち、午後過ぎ輪読会(占)。ちょっと遅刻。
 前半担当は、伊藤君によるKasai et al.(2006), Fisheries Science(72):105-.の紹介。日本の幾つかの汽水湖で、ベントス食者のヤマトシジミについて、13Cと15Nの安定同位体比から食物網解析をした論文。論文内容そのものよりも、脇道にそれた部分で、食物網構造の定量的解析において安定同位体を利用する上で、N個のノードを持つ食物網を扱うにはN種の同位体を用いてN次連立方程式を解くことになる、という考え方は(いわれればそのとおりなのだけど)ちょっと新鮮だった。

 後半担当は、松田君によるWeetman and Atkinson(2002), OIKOS(98-2):299-.の紹介。捕食者である魚のカイロモンに対するD.pulexの生活史応答についての話。アイデア自体は割と一般的で「捕食者が居る状況では、小さい子供でいいからなるべく早くたくさん作る」というもの。なのだけど、よりにもよって、『定量的応答』を調べたという内容。

 ”捕食者の存在下/非存在下で被食者の応答の違いは、水溶性の化学物質(Chemical Cue)が媒介しているだろう”という部分はおそらくその通りだろう。しかし、けみきゅーがいかなる物質で、どの種の生理的(あるいは行動的)応答に、どのようなプロセスでトリガーとなるのか、といった諸々についてさっぱり放置したまま、量的応答がどうこうという発想がいまひとつ好きになれない。順序が逆だろう。

 そもそも、「この生物におけるカイロモンは生活史の閾値的応答のトリガーかもしれない」という可能性自体が、この論文のデータでは否定できているようには僕には思えない。各データを見たところ、コントロールとの差が顕著に大きいために相関が出ているけど、カイロモンが”存在する”条件だけで検定しなおしたら、ほとんどで相関は検出されないのではないかと思える。すなわち、カイロモンの有無に対する応答の違い自体は検出されているものの、著者たちの主張する量的応答は僕にはちょっと疑わしく思えるデータだった。

 セミナー後に、岩淵君と研究での話。実験、楽しみです。

 夕刻、私用で外出。夜過ぎ、研究室戻。


05月18日(Thu)

 。


05月17日(Wed)

 スケジュールその他が随分すっきりした。これで2月くらいから続いてきた「ですま」進行に一区切りついた、と信じたい。

 地球(略)学会に参加のため、朝仙台駅発、正午過ぎ海浜幕張駅(幕張メッセ)着。僕の発表したセッションは地球生命科学とかいう分野。

 受付にて、24時間参加の登録。当日限りという扱いかと思いきや、ちゃんと24時間きっちりということらしく、前日の午後と翌日の午前中、なんていう参加も出来るらしい。一日分の参加費だけで済むので、普通の学会への参加日よりかなりお得、学生にはありがたい措置だ。

 発表までずいぶんと間があるので、あれこれみて歩く。実は企業ブースの展示がある学会への参加は初めてなんで、意外とこれが面白かった。導入前に実機をあれこれ弄れてみたり、デモを見たり出来るのはけっこうありがたいのかも。周辺での会話が型番でのやり取りだけで成立するという不思議な世界だった。

 ポスター会場も見て歩く。ポスター展示もしている瀬戸さんに御挨拶。その場で発表を聴かせていただく。セッションでの発表が短かったのもあって、前提のTilman型の競争の拡張とか安定平衡点の収束先とか、先に予習できて助かった。
 いったん辞して、他のポスターもみてまわったものの、流石に分野が違いすぎて、一行のあいだに2つも3つも知らない単語が出てくる。結局、さっぱり判らなかった。

 15時30分よりセッション開始。なんとトップバッター、なのは良いのだけど、趣旨説明(発表まで1分前)で、なるべく質疑に時間を割きたいということで、持ち時間12分をプレゼン8分+質疑4分くらいに、という要請。10分くらいはもらえるものと思っていたので、ちょっと愕然とした。
 プレゼンの方は、時間の分を差し引いて65点くらいかな。入念に最適化しておいて助かった。ごく短いプレゼンテーションで伝わったかどうか不安だったけど、質問者の中に発生ステージによる差異を問題にしてきた人がいた。実は僕自身、摂餌選択モデルのほうとも絡めて、けっこう重要な問題と認識しつつあったところだったので、正直非常にびっくりした。で、そのへんの問題点とかアイデアを説明して、さて、納得して貰えただろうか? 生態学会でもされたことのない質問で、鋭い人が居るもんだ。

 続いては、機材のトラブルから、下川さんの代わりに瀬戸さんの発表。短時間だったこともあり、情報が不足気味なところが残念。ターゲット生物の設定とか時空間的なスケール性についての考慮に不思議なところがある、かんじのモデル、というか。

 続いての下川さんは、海洋の複雑性をエントロピー生成効率の観点からモデルで解析した話が中心で、もしかして生物の複雑さの階層性にも当てはまるかも、という内容(その場で早速ツッコマれていたが)。今回の演目の中で一番興味を惹かれた話だったこともあって、セッション後にお話をさせてもらって別刷りを大量にいただいた。

 最後は竹内さんによる雪氷藻類の話。案外デイジーワールドを当てはめられる対象生物になりえるかもしれない、という話が少しだけ出ていたけど、僕自身はガイア仮説に対する懐疑的な立場をいまだ解消できてないので、個人的には、Ecosystem Engineeringとか環境改変とみる議論のほうが素直だと思う。

 セッション終了後、座長の赤木さんや下川さんと話す。生態系・食物網の複雑性-安定性なんかの議論についてのアプローチとかで暫く盛り上がって、のち、解散。

 福島あたりで、時間の目安に置いた携帯電話を発表会場に置き忘れてきちゃったことに気付く。やれやれ。


05月16日(Tue)

 午後過ぎ、研究室。
 午前中、自宅で発表練習、兼、スライドの最適化作業、つづき。流石に手を入れるところも無くなってきた、のか? 飽きてきて自己完結した、というのではないと思いたいが。

 研究室にて明日の準備。といっても、CDにデータを焼いたりフラッシュメモリの中身を確認したりだけ。幕張メッセまでの日帰りなので、よほどの事をしない限り、間違いなく間に合う、はずだ。幼少の折に、広島発大阪行きを間違えて博多に行ったことのある前科は、この際気にしない。

 午後過ぎ、川内TA。本日は中静さんによる熱帯林の多様性の話。開始直前ぎりぎりまでおいでにならず、ちょっと狼狽えてしまった。世間話に終始している女の子たちが後ろの方に居て、そのためもあってか、今回は苦情もいつもより多かった。

 夕刻、研究室に戻って雑用。本日は早めに帰宅。


05月15日(Mon)

 午後過ぎ、研究室。
 午前中、自宅で発表練習、兼、スライドの最適化作業。一人で延々と語りながら作業をしてるので、傍から見てると変な人。ということで自宅でわやわやと喋ってみたりスライドを直したり。おおよその目処がついたところで研究室へ。やっぱりモニタに向かいながら(脳内で)語っているのではあるが。

 事務で千葉さんに会って、17日の発表の話を振られる。聞けば同じ日に発表なんだそうで、僕の発表も捕捉されていた。不意打ち気味でちょっとだけビックリした。

 幾つか雑用を片付けてから、作業続き。夜過ぎまで。


05月14日(Sun)

 午前中、自宅で掃除洗濯。正午前、出稼ぎ。

 出稼ぎ帰りに駅前に立ち寄って、水曜日の分の新幹線チケット往復券の購入。関東くらいまでなら(北海道行きも一部は)バイク、関西より西なら飛行機なので案外と使う機会が無く、新幹線に乗るのは実にかれこれ10年以上ぶり(!)だったりする。というか、線路な乗り物自体が去年の夏以来、か。

てゆか何のプレゼンだ…

 夕刻前、研究室。
発表資料の微調整続き。だいたい10分前後に収まるようになりつつあるけど、かなりタイトロープなプレゼンテーションだなあ。資料自体はわりと高密度な内容になってるんだけど、雰囲気としてはライトニング・トークスに近いものになりそうなのかな?

 タイトルと謝辞を抜いて20枚/10分? 割と同じ内容を喋った去年の自由集会@大阪のときのが26枚/25分、今年の自由集会@新潟のときの17枚/20分弱、に比べても多い。まあ、一枚あたりは結構スカスカのうえ、重複する情報も多いのだけど。一枚あたりの密度は激減してるとはいうものの、多い。

 夜、研究室での山菜料理をご相伴させていただく。横山さんから逐一名称を教わりながら賞味するも、次の名前を聞いた次点で前のがアタマから抜け落ちる、というか。ほとんど覚えられなかった…。


05月13日(Sat)

 明日までの締め切りな内職を片付け、午後過ぎまで。ヤマ場を乗り切るまであと一息、というところだろうか。

 午後過ぎ、研究室。
 プレゼン資料作成続き、夜過ぎ完成。数回練習して、平均で14〜5分。うーむ。入れ替えたり削ったり微調整が続く…。

 インジケータをつけるべしという動画について若干の修正作業、どうしたものかな。良い案が思いつかないというか。箱ヒゲ図の重ね描き、とか? フレームナンバーだけプログレス表示の方がはるかに楽なんだけど、それでOKかなあ。

 雑用、テストの方だけ終了。設定まだ。来週の木曜日には完了してる…はず。


05月12日(Fri)

 当分の間、アップロードを忘れていた…。

 正午頃、研究室。
 今日も今日とて自転車操業。スタックは若干減りつつも各個の締切が詰まりつつあって、だんだんとジリ貧。ヤバイなー。

 再投稿用原稿とCoverLetterの最終チェック、投稿規程(再投稿時)のチェック。オンラインにて再投稿。動画について若干の修正作業、持ち越し。メール書きあれこれ。雑用が一件、来週あけに積み残し。…やれやれ。

 午後過ぎ、輪読会(マ)。
 準備は発表ギリギリに間に合った。が、ホント良くないなあ、こういうの。
 前半は僕の担当。以下、内容。

"The relative availabilities of complementary resources affect the feeding preferences of ant colonies"
by Adam Kay, from Behavioral Ecology Vol. 15 No. 1: 63-70 (2004)

[概要]
 アリの(コロニーレベルでの)餌選好性について、餌に含まれる栄養バランスを考慮して種内操作実験と種間比較を行い、餌の質と摂餌履歴がアリの餌の選択行動に与える影響をシンプルかつクリアに示した研究です。

[要旨][⇒ abstract]
 理論研究による予測では、消費者が(複数の)組合せの資源から選択をする際には、相対的に入手しにくい資源の方により強い選好性を示す、とされている。著者はこの理論を野外研究でテストするために、炭水化物とタンパク含有率が異なる複数の餌を同時に与えることで、アリのコロニーの餌に対する好みの違いを比較した。
 まず、栄養添加によって、アリ(Dorymyrmex smithi)のコロニーレベルでの餌選好性にどのような影響があるかを調べた: タンパク溶液を24時間与えたコロニーでは、コントロールとして水を与えたコロニーと比べて、炭水化物の多い餌をより消費した。すなわち、アリのコロニーは相対的に不足している栄養の方により強い好み を示した。
 次に、野外で(利用する餌が異なるために)炭水化物とタンパクの相対的な獲得チャンスが異なる8種のアリを用いて、コロニーレベルでの餌への選好性を比較した。その結果、相対的に炭水化物を獲得しやすい種はタンパクを好み、それに対して、タンパクを獲得しやすい種は炭水化物を好む、ということが判った。
 これらの結果は、種内・種間における摂餌行動の違いは、個々の餌(これらは色々な栄養素から構成されている)から獲得できる栄養素の相対的な違い(=利益の違い)によって説明出来るかもしれない、ということを示唆している。

シンプルな内容の割には、持ち時間いっぱいまで使ってしまった。もっと簡潔に出来たようにも思う。あんまりツッコミがなかったのは、簡単な内容だったからと思いたいが、過不足なく説明できたつもりだけど、準備不足だったのは否定できない。

 後半担当は、水野さんによるGrover(2003),Am.Nat.(162):29-43.の紹介。化学量論、特にCNRが捕食-被食系の動態に与える影響について、あれこれとやったモデル研究。
 以前一度読んでるはずなのに、まるっきり忘却の彼方なのが情けない。というか、以前読んだときには「普通だ」と思って流し読みしたんじゃなかったか。
 発表後、さすがに松田君(B4)あたりにはキビシかったとみたのか、占部さんによるフォロー。L-Vモデル⇒"paradox of enrichment"の説明⇒この論文の解説、という講義。フォローというか、どっちかというと「しち面倒臭いトコは抜きにして、俺なら30分あればエッセンスをZNGIだけで簡単かつ直感的に説明できる」というハナシなのだった…。

 日本地球惑星科学連合大会、準備
 8割がた進捗、早いトコ完成させて時間内に収めるよう修正を始めないとマズイなあ…。夜まで。


05月11日(Thu)

 午後、研究室。
 バイト、のち、英文校閲業者のところに原稿を受け取りに。ゴールデンウィークをはさんだ所為で、だいぶん日数が掛かってしまった。ここは、受け取りの際にミーティングを設けてくれて、修正箇所について校閲担当の方と話しながら最終チェックが実に出来るので、微妙なニュアンスなども反映されやすくてありがたい。
 それはさておき、原稿自体はがっつり直されててそれはそれで凹む。

 戻ってきてから原稿の修正作業を始める。対れへりー用webページのアップロードやら閲覧確認と修正、日付が変わってもまだまだ作業。

 輪読会(マ)の準備開始。明け方ごろMLに要旨を流す。当日に流すなよって話なんだが。今回はギリギリすぎて、新しい論文を読んでる暇がなく、ちょっと前に読んだ中から面白かったものをピックアップしてしまった。ちょっと申し訳ない。


05月10日(Wed)

 あさ、研究室。
 午前中、セミナー(カ)。前半担当は、村田君による、シクリッドの色覚と種分化な論文紹介。微妙にピントが合ってないような齟齬を感じる内容だった。
 後半担当は小平君による、ミツバチの採餌行動を制御する遺伝子についてのレビュー論文の紹介。トピックそのもの自体がはじめて聞く内容だったのとレビューだったのがあいまって、なるほど、と思うのが精一杯という情けない有様。

百聞は一見に如かずという趣旨のアニメーション。ホントかなあ…

 原稿改定作業、というか、れへりー様への対策ページなんぞ作成。いつかこのページが陽の目を見る機会があるやも知れぬ(あって貰わないと困る)、などと祈りつつ…。

 午後、お仕事。
 学会のごとく(ある程度なら)どんな内容であっても、キチンと聴いて下さるようなお行儀の良い連中ではないので、毎度、下手なプレゼンを打つとあっという間に私語が増える。まあ、学会なら聴くに堪えない内容ならそっと会場を抜け出せば良いだけだが、それだと単位が貰えないという事情もあるからなのだが。
 そういう意味で、遠慮会釈なくプレゼンにダメ出しをされる環境といえる。だいぶん評価は持ち直したものの、いかに判り易く、要点だけを丁寧に簡潔に説明できるか・臨機応変に対応できるかを、リアルタイムに評価されてる訳で、緊張が抜けない。160人から鍛えてもらってると思って、毎回の出席票のコメントに一喜一憂している。
 …で、来週は学会により休講と伝えてガッツポーズとかされちゃうと、嬉しい気持ちは判るんだけどホント凹むんでヤメて。


05月09日(Tue)

 午後、研究室。
 午後過ぎ、川内TA。本日の授業は、千葉さんによる小笠原を舞台とした島の多様性と自然再生なんかのハナシ。相変わらず面白くて食いつきの良いプレゼンテーションだったにもかかわらず、ちょっと私語が多いのが気になったかな。

 戻ってきて雑用ののち、発表準備続き。夜過ぎまで。


05月08日(Mon)

 土日は別口の内職やらなんやら。まあ、来週水曜の新幹線代の足しになると思って、というか、引き受けた3月頭には、この時期にこんなに切羽詰っているとは思ってなかった…。

 午前中、研究室。
 昨年度の進化学会の参加受付の為に作成した参加登録システムを供出せよとのお達し。何でも、今後のインターフェースを統一するためとか何とか。読めないコーディングをしたつもりはないけど、色々とやっつけた部分があるんだよなあ、とか思いつつ、仕方ないので、簡単なファイル構成と仕様にマニュアルなんぞを書いて送る
 結局担当の人がperlを使わないということでそのままという訳ではなさそうだが、あのスクリプトを末代まで使い倒すのかと思って心配してしまった。

 水曜日の準備、夜まで。事前に準備していた計画は初回で崩壊してしまったんで、長期計画も併せて設計変更しなきゃならん。事前に状況が把握できないまま始めてしまうから、こーいう羽目になるわけで。いやはや。

 日本地球惑星科学連合大会、準備
 いくら詰め込むっても無理があるんで、発表の一番伝えなければならない部分に絞って、構成を大幅にリストラ。…なのは良いとして、スライドはほとんど新規作成になってしまった…。使いまわせると思ってたぶんのアテが外れた格好で、誤算だなあ。


05月05日(Fri)

 午後過ぎ、研究室。
 あれこれ私用、のち研究室に行って作業続き。

 仙台に遊びに着た斎藤君と一緒に晩御飯を食べに行く。さほど時間があいてないというのもあるけど、変わりないようで何より。話題になったNHKの変な番組ってのはこれのこと。ストリーミングコンテンツはなくなってしまったようで残念だけど、実際に見るとすごい。これがNHKの放送コンテンツなのがまたすごいんだけど、相変わらずヘンなものに関するアンテナはえらく高いなあ。


05月04日(Thu)

 夕刻、研究室。
 自宅でごろごろと昨日の論文なんぞ眺めてたりとか。

 日本地球惑星科学連合大会、準備
 ぼちぼちと開始。やはり最大のネックはなんというても持ち時間が短いので収まりきらない。はてさて、どうしたものやら…。
ついでに移動やらなにやらの算段など。往復で12,000+6,400円也、と。結構馬鹿にならない額だったりする。


05月03日(Wed)

 午後、研究室。
 二ヶ月ぶりくらいに論文巡回。色々と面白そうなものが。

読む順番もこんなもんかな。この中から輪読会(マ)の論文を選ぶかな。


05月02日(Tue)

 先月はとうとう書籍の購入冊数が一桁だった。これは、研究室を出る時間には書店があいていないというのと、クレジットカードの更新タイミングを誤って、暫く現金生活だったためAmazonで散在をしなかったという複合的な要因による。
 出費の抑制という観点から言えば、個人史に残る歴史的快挙といえるのだけど、「活字は空気、漫画は水」という立場からすると、息苦しいというのか、なんとなく違和感があったりする。

 午後、研究室。
 今週は川内の授業はお休み、明日のお仕事もお休み。

 地球惑星科学連合大会から要旨集やらなにやら届く。CD-ROMだと置き場に困らなくて良い反面、興味を引く見出しでぱらぱらとスキムするというのもやらなくなるというデメリットもある。名札がそのまま入場費の領収書になっているのはちょっと面白い。
 というわけで、そろそろ準備を始めないとなあ…。

 手元に戻ってきたお手紙を午後掛けてチェック、夕刻、校閲へ。戻ってくるのが11(木)ということになって、世間はGWな雰囲気なのだった。自分の仕事もお休みで準備をサボれるというのはあるものの、反面、周りのお仕事も停まってるので、トータルとしてはデメリットばかり大きい。

 当研究棟においても工事が入って、一階事務/小・中・大会議室に無線LANのルータが設置された。これでこれからは内外のセミナーなどの際に無線通信を取り入れて利便性が上がる、らしい。うむ、便利だ。…で、設定とテストの作業が丸ごと僕のところに廻ってきたのが先週の話。色々と便宜を図ってもらっている手前、断りづらいというのはあるけれど、好奇心は僕を殺す。

 で、先週末は余裕がなかったこともあって、どうせなら人が居なくて会議室が使われない連休中に作業しようと思っていたのだが、連休中の建物の管理の都合上、連休明けまで作業ができぬという。仕方ないので作業予定は先延ばし。まあ、一介の学生に連休の間ずっと鍵を預けたままという方がまずいだろうし、これは致し方ない。
 建物の事務のほうに作業する旨を伝えに行ったら行ったで、先週の工事は予算の出所が違っていたそうで、何の工事だったのかさえ全く把握されてなかった。この先、まともに活用されるのか、既にして先行き不安な感じだ…。


05月01日(Mon)

 五月。先月はアタフタしすぎた所為で、とうとう生活リズムがすっかりおかしなことになってしまった。

 週末はお手紙の直しやら動画の作成、あと出稼ぎ。やるべき事柄をひとつ片付ける頃には二つ増えているという有様で、一向に減らないどころか、ますます増える一方だ。

 午後、研究室。
 原稿の最終チェックをもう一度してから英文校閲の業者さんのところに原稿を持っていく。手紙に関してはメールで送りますということで…。

 戻ってきてセミナー。途中で事務に寄って、某機材を大量に受け取って抱えていた所為で、部屋に入った瞬間に奇異の目で見られてしまった。
 前半、河内君担当で研究経過報告、…なのだけど、遅刻してほとんど話を聴けなかった。
 後半、下山君による研究経過報告。いつものコトながら、彼らの芝草での話やデータを見るにつけ、当地のシステムとしてのオモシロく思うと同時に、野外における観察データをすっきりと説明することが如何に難しいかというのを痛感する。


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