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[TODO stack]

99 論文書き(日本語⇒英語)

60 自主ゼミ担当(10・13):Amrasekare(2003)
50 生態学会(大阪)申し込み:11・26(金)締切
30 共用端末のレストア×2台



10月31日(Sun)

 朝起き。午後、研究室。
ヨドバシにてmicroATX電源を購入してから研究室。箱を開けたら規格が違っていて取り付けられず返品。物がないので修理に出したほうが早いと結論、明日にでも処理しよう。

夜頃まで英作文を続けて、腹が減ったので撤収。


10月30日(Sat)

 朝起き、午前中私用⇒研究室。
暇ではないけれども今やらないとまた当分先まで出来なそうなので、ずっと放置していた共用端末のレストアをすることにする。一台はHDD死亡、もう一台は電源死亡。電源は普通のATX電源が予備で買ってあるんで、それを使おうと考えて箱を空けたらmicroATXだったため本日の作業はやめ。

もう一台はスレーブに入っていた40G-HDDをマスターにしてOSをそこに突っ込む、までは良かったのだが、マザーボードについてくるドライバセットとSCSIボードのドライバがともに紛失していて、それぞれのドライバ(AGP,NIC,SCSI)を一から探す羽目に。というか、マザーボードの型番も判らなかったのでそこから探すことになって苦労した。それとも、もしかして判る人ならマザーボードを眺めれば判るんだろうか?

結局レストアに午後いっぱい掛かってしまって、夕刻から英作文の続き。幾許も進まないうちに、仙台に遊びに来た友人達の迎撃に誘われたので撤収。


10月29日(Fri)

 早朝起き、午前中私用⇒研究室。
夜型になっていたのをリセットするために早寝したら早起きすぎた。仕方がないので、朝まで読書してから、雑用あれこれ片付けて研究室。午後過ぎ、輪読会(占)。競争排除則から始まってTilman(1982)のresource ratio competitionの話まで。知らない項目がないので僕自身はすんなり流してしまったのだが、ZNGIによる説明とかどのくらい判ってたのだろうか。

『復活の地(3)』(小川一水)、読了。これにて完結。精神的にも壁を越えて、人間関係(というかヒロインとの仲)も安定して、後は来たる災害に向けてクライマックス。多種多様な人々がリンクして大きなムーブメントになっていくというのは、ここしばらくの作風に沿ったものであるけれど、やはり読んでいて盛り上がる。ライバルにはもう少しがんばって欲しかったけど、本当の敵は災害なのでそこらは仕方ないか。
ただ、敵も味方も、それを取り巻く人も卑小なキャラクターがいなくなったのが残念(少なくとも3巻ではいなくなってしまった)。政治の汚い面の描写は極力抑えられていて、読んでいると気持ち良いけれど、ふと、われに帰ったときに『そうはいかないだろうなあ』と感じて、フィクション性を認識してしまう。そういう意味では都令の人は適度に俗っぽくていい意味で足を引っ張っていたキャラだったのに勿体無かったかな。無理やり難癖つけるとそんな感じだろうか。読了感としては純粋なエンターテイメントというより面白い論文を読んでるような感じだった。

 論文書き(日本語⇒英語)
夕刻より、がりがりと英作文作業。だんだん英語がアヤシゲなことになりつつある。

 メモ:『脳の信号で人工腕をコントロールする実験、サルで成功』
また一歩サイバネティクス技術が前進。(視覚的に)フィードバックがあることで、自分の腕と認識できるようだけど、触覚のフィードバックはないだろうから、感覚的にはどうなんだろう。本当に三番目の腕と認識できるんだろうか。代替なら楽だろうけど、追加した場合にどういうふうに知覚されるんだろうか。タコの気持ちが判るようになるという感じか。

行き着くところは、SF漫画にあるような追加肢をもった人間とか遠隔操作できる義体が出てくるような世界だろうか。見てみたいけど倫理的な問題になるほうが先、だろうか。


10月28日(Thu)

終わったのと、やることを色々整理。

 午前中、おしごと。午後、研究室。
午後過ぎ、輪読会。あれ? 後半の記憶がトんでいて…。終了後に色んな人からお疲れかと訊かれた。…ごめんなさい、次から気をつけます。

 論文書き(日本語⇒英語)
セミナーの準備とか研究計画で、滞っている英作文の続き、再開。まあ、生態学会の申し込み用の要旨まで作ったようなもんだから、そっちは暫くいいだろう。当初の読みどおり、カワタ先生からは議論に関してもそのままゴーサイン。論旨の修正をせずに英作文を続けて問題ない。(英作文が終わった後で変えるだろうが)


10月27日(Wed)

 朝、研究室。
本日はセミナー担当。研究計画発表と題して新しいモデル案を喋る(使った資料)。前回のモデルから言えたことの説明をあまりしなかった所為で余計な混乱を招いたのと、最終的な落とし所を明確に提示できなかった為に後半はちょっとよろしくない内容だった。ここいらは結果が出たあとで論文として纏める上でも問題になるので、きちんと詰めておかないとまずい。

午後過ぎ、自主ゼミ続き。本日は空間的にheterogeneousな競争環境における共存メカニズムについての説明。朝昼と連続で喋ると疲れる。

夕刻、バイク屋より修理完了の連絡。引き取りに行ったところ、結局、一連の不調の原因は配線の接触不良だったとのこと。処置を施して、料金が2,300円程也。久しぶりにまともに走れる状態で乗って、逆に違和感を感じてしまうのが悲しい。。


10月26(Tue)

 午後過ぎ、研究室⇒バイト。
戻ってきてから明日の発表資料の準備。マサヤ君にコメントを貰って資料の手直し。夜半までかかって終了。


10月25(Mon)

 午後過ぎ、研究室。
イントロダクション・議論ともにさしたるコメントなくゴーサイン。無論それは予測の範囲内で、、(ちょっとずつ)作業は進めつつある。

夕刻から研究計画の発表資料の準備をもそもそと作業。夜までやって目処が立ったんで撤収。


10月23(Sat)

 正午過ぎ起き。午後過ぎ、研究室。
朝過ぎに寝るという阿呆なことをしてしまった所為で生活リズムがとんでもないことになっている。にもかかわらず、作業ペースが土曜日ののんびり仕様になっているんで、ちっとも捗らない。

先日押し通した研究計画について簡単にまとめて、セミナーの案内を流す。案内には一応シナリオ募集とも書いてみたけど多分出ないだろうから、もう暫くは今思いついているシナリオについて、それぞれをキッチリと練っていく必要がある。というか、それよりも問題は、各条件下での計算速度のほうが現実的な壁になりそうな予感…。

 メモ:『WILD ARMS the 4th Detonator』
シリーズで買ってるのはこのタイトルだけになってしまった。来春予定とのことで、楽しみだなあ。2ndのときくらいはっちゃけてくれると嬉しいのだが。

 メモ:『Hydrogen economy looks out of reachbreaking science news headlines』
今月頭のNatureに掲載のnews。昨今、水素エネルギーがクリーンなエネルギーとして持て囃されつつあるけれど、じゃあいったいその水素は現在どうやって作られているのかしってますか(メタンからCO2を単離して作る・化石燃料を燃やして水を電気分解して作る)。という出だしで始まって、水素エネルギーが現実的にクリーンなのか、CO2を削減できるのかを論じている。

地球上には水素がそのままの形でほとんど埋蔵されていないから、どうにかして作るしかない。では、どうやって作るのだろうと漠然と疑問には思っていたのだが、この記事を読むとまだまだ前途多難だなあという印象が強くなった。結局のところ、エネルギー消費量の削減以外に解決方法がないという結論で結んでいるので、記事としては警告としての役割以上の発展性がない。判っちゃいるけど減らせないのが問題なわけで。


10月22(Fri)

 一日中、私用。
午前中からバタバタしてたのだが待ち時間なども結構あって、忙しいのか忙しくないのか良く判らない一日だった。あれこれ纏めて片付けようということにして本日は研究室には顔を出さず。

結局のところ、バイクは状況が全く改善しなかったため、腕は良い(けど負けてくれない)という噂の店に変える。午後過ぎにバイクを持ち込んで暫く症状について話した後、いずれにせよ預けて修理ということになった。


10月21(Thu)

 朝、おしごと。午後過ぎ、研究室。
午後過ぎ輪読会。ツダ君お疲れ様でした、と。…担当はワタナベ君。

夕刻、新しいモデル案を幾つか持ってウラベさんのところへ聴いて貰いに行く。途中からカワタ先生も混じって諤々と。結局持ち込んだアイデアは堂々巡りをした挙句に総没。結局、「でも、こゆのんがやりたいんだもん(僕)」⇒「やりたいことやりゃいいじゃん(占)」で、あっさりと片付く。結局、grazerの移動に色々とシナリオを用意して、移動性と移動傾向の違いをCNRの有り無しで比較する。目論見としては、どのようなシナリオでもリサイクルがなければ種数は変わらない、というあたりが落とし所かな。終わった後で、イントロダクションと議論に関してカワタ先生にやんわりと催促しておく。


10月20(Wed)

 朝、あれこれ⇒研究室。
昨日のうちに部品が入ったという連絡が入っていたんで、朝一番でバイク屋までバイクを持っていく。減速のたびにエンストするしエンジンの調子も怪しいし雨は降っているしで、戦々恐々としながら乗っていって、交換のために預ける。

そのまま徒歩にて保健管理センターでVDT(ビデオ作業従事者)のための健康診断(義務)を受ける。開始直後に行ったにもかかわらず、待ち時間がえらく長い。廊下に待ち行列ができつつあるのに10分以上も世間話をしている医者もどうかと思う。最低限の返答しかしないようにしたので、自分のときの問診は早々と終了。

健康診断が終わってから青葉山。ちょうど到着したあたりでバイク屋から作業完了の連絡が来て、なんともタイミングが悪い。

 午前中、セミナー。
前半はオオツキ君による論文紹介だったけれど、健康診断のためにほとんど聞けなかった。保全が云々、ボトルネックがどうこう、という話だったようだ。後半はサイトウ君による論文紹介。Nature掲載のキューバのトカゲがフロリダに複数回の侵入したことで遺伝的多様性を獲得し、そこを拠点とした二次的な侵入が起こりやすくなった、という話。ストーリーは判りやすかった。

 午後、自主ゼミ。
先週からの続き。今回のメインテーマは空間的にhomogeneousな競争環境下での共存メカニズムについての説明。駄目駄目な感じでうまく説明できず。


10月19(Tue)

 午後過ぎ、研究室。
クラッチワイヤがかなりヤバイことになってきて、身の危険を感じるんで、部品の入荷まで眠らせることにする。朝起きて午前中はそのまま、以前買ったまま途中で読み止っていたテクニカルライティングの指南書(ミントのピラミッド本)を読んですごす。なんというか、論文を曲がりなりにも書いてみて、徹底的に駄目出しされて叱られた後に読んでみると『先に言っておいてくれ』と思う内容が多々ある。酒井さんのが考え方・心構えの書だとすると、こちらは技術よりの内容。

午後過ぎ、バイト。夕刻からカワタ研のpixia使いであるオオツキ君から細かいテクニックを教わりつつ、作図に手を入れたりとか色々と作業。カワタ先生より、第二案については『よくわかんないし保留』、第一案で進めるよう言われる。ありゃ?第二案はきわめてシンプルなモデルのはずだったのだが…。うーん。ウラベさんにも今週中に意見をいただくように、との指示。

 メモ:『クマに都会のドングリを』
最初にこの話を聞いた時点で移入問題になるんじゃないかと思っていたのだけれど、案の定、なにやら各方面で揉めはじめている様子。生態学屋さんたちの意見としては、熊は木になった物を食べて落ちたドングリは食わない、ネズミを増やすだけ、発芽して持ち込み先の生態系で移入種問題がおきる、そもそも今年のドングリはホントに不作だったのか、等々おおむね否定的というか、百害あって一利なし、という立場の人が多い。これに対して、(主に教育系の人とかなのかな?)、子供の教育に効果がある、自己満足にはなる(おいおい…)などという前向きな意見が対立しているという感じ。

結局のところ、肯定している人たちとしては、子供たちにドングリを拾わせて自然と親しむ上に、それが環境を守ることになり、いいことをしている。これは実に教育効果のあるイベントだ、という思い込みが大きいのだと思う。善意であれば知らなかったですむ、という問題でもない。真剣に熊(とその周辺の環境)を守ろうと思っている人たちこそ、安直な方法に流される前に、積極的に専門家を呼んで勉強会を開いたり、意見を汲み取った上でどうすれば一番良いかということを考えるべきだと思うのだが。


10月18(Mon)

 正午過ぎ、研究室。
昨日の夜に思いついて午前中に考えを進めたモデルのアイデアをきちんと纏めてみる。かなり小さくまとまりそうな内容で、単純なモデルを使っている割にはなかなかいいモデルが出来たんじゃないかと思う。だけど、他の人が面白いと思うかどうかは別。

 午後過ぎ、セミナー(マ)。
本日は3人。一人目はヨシキ君による研究経過報告。内容は寄生者からの解放が侵入したhost種に有利にはたらいて移入先で大繁殖する、という前提で、沖縄と小笠原で同じhostに寄生者が居るかどうか調べていますという内容だった。当人が十全に消化していない様子で、タナベ君から激烈に突っ込まれていた。

二番手は、ミウラ君による研究紹介。移入種の移入経路を遺伝的に調べたところ、歴史的に言われていた経路と同じだったというもの。歴史的経路にほぼ疑う余地がないみたいだったから、どのくらいの意義があるのか良く判らなかったけれど、D論研究の中ではオマケ的な位置づけということなんでいいのだろう。

三番手はマキノさんによる、研究報告が二つと研究計画。C:P比が高い条件と低い条件でコペを育て較べてみたら先行研究と違う結果になったという内容と、底無し沼プロジェクト(底プロ)のほうの進展と今後についての内容。マキノさん自身は後者に関してウェイトをおいていたが、僕としては、かなり興味深い結果外幾つか出ている前者の研究のほうにウェイトをおいて欲しかったかな。前者に関しては、底プロに専念したいから後継者募集とのこと。勿体無いと思うのだけどなあ。

 夕刻、今週分の自主ゼミ資料作成。
本日激烈に忙しかった様子のカワタ先生より、研究計画案(2)についてはメールでよこしておけとの指示。メールで送信してから、レジメ作り続き。やるべきことがあれやこれやと並行しつつ山積みなんでちゃっちゃと片付けていかないと首が回らなくなって破綻しそう…。

夜、牡鹿半島まで行った三人のお土産をご相伴。牡蠣を焼いてくれたのと鯨の刺身。美味。


10月17(Sun)

 早朝、研究室。
コバルトラインまでツーリングに行こうということになって、企画人のマサヤ君、僕、ツダ君、それに自動車で参加のタグチさんで出掛ける。途中までは良かったのだが、利府を過ぎたあたりで僕のSVの調子が悪くなる。原因が良く判らず不安を抱えたままで付いていくのも嫌だったのでリタイア。沈み込んだ気分ででバイク屋に言ってみてもらい、クラッチワイヤではないかと診断される。応急処置としてテンションをあげてもらうとエンストしにくくはなったが、いまだ不調は直らず。とりあえず交換用の部品を注文したのだが、症状的にクラッチワイヤ以外の部分にもトラブルが出ているような気がする。

快晴とは裏腹にかなり沈んだ気分でどんよりと帰宅。積んである本やら眺めるも気分が乗らず。溜まっていた作業を片付けるのに終始する。


10月16(Sat)

 午前中、研究室。
研究計画案の練り直しや、自主ゼミで来週喋る分の資料作成。土曜日朝から来ると午前中は人っ子一人いない。のんびりと作業を進める。

夕刻から友人と呑み。とはいえ近所のカレー屋さんで晩御飯を兼ねてであるが。自宅からかなり近い上に、メニューに載っていないカクテルも振ってくれるのが嬉しい。ちょっと度数が低めな設定のレシピになっていて、晩酌っぽく呑みたいときにはいい。かなり気に入っている店。

 メモ:『Google Desktop Search』
ローカルにある文書類をインデックスして自分のPCにある文書からの検索ができる。平文テキストだけならそれこそgrepでも良いんだけど、WordやPDFのドキュメントからも検索できるようだ。serch-s for Namazuと似たようなものかな。しかし、こうしてみるといろんなサービスがあるなあ。


10月15(Fri)

 午前中、研究室。
昨日の続きを含めて、論文や本を読んだりものを書いたり。午後、輪読会(占)。

またしても共用端末が一台、電源が焼け死んだ様子。どうにも常時数台マシンが死んでるというのは落ち着かない。忙しいと言い訳をして後回しにするのもそろそろ限界が来ているようだ。幸い(?)、動かない二機のうち、HDDの交換とOSの入れ替えをしなければいけない一機はHDDを買う手筈が整って来週にはどうにか片付きそう。本日死亡した機体はドキュメントスキャナが唯一接続できる機体であり、GISデータ処理機としての役割も兼ねているのでのんびりと放置できず、(強制的に)早めに片付きそう。片付きそうというか僕が片付けるのだが。

夜半まで読み物書き物して撤収。この時期は例年恒例の深夜マラソンに向けてトレーニングをしている人々が居る。それは結構なのだが、夜も遅くに青葉山の道路を黒い服着て道の真ん中を駆けるのはお願いだから止めてください。カーブを曲がった先で人が走っているのがかなり接近するまで認識できず、本当に危うく引っ掛けるところだった。

よく事故にならなかったと心底安堵しているところなのだが、せめて視認性を高める格好で走ってください。お願いだから。仙台はちょっとした路地でも夜遅くになっても意外と自転車や歩行者も多いんで、わりと注意して走っていたのが幸いした。


10月14(Thu)

 午前中、おしごと。午後過ぎ、研究室。
ここ暫く寝る時間がかなり遅くなってて(でも朝起きるんで)眠い。

午後過ぎ輪読会。担当は先週から引き続いてワタナベ君。途中数回、意識がトんでたよーな。構成面に関しては結構改善されつつある、のだが、内容に関してが相変わらず。書いてある日本語も良く判らない上に重要なところが飛んでいて、千葉さんから再度イエローカードが出ていた。

夕刻過ぎ、カワタ先生に新しいモデル案を持っていってみる。今回はモデルを単純にしたいのだが(主たる理由は面倒だから、であるが)、カワタ先生の指摘は複雑化を促す内容でうーん…と思わぬでもない。さすがに没にはならなかったが、この案はこれでもっとリファインするとして、月曜で良いからもう一つ二つアイデアを持ってきてみよとのお達し。「他ないの」訊かれても、同じ路線を踏襲しながらではそんなに沢山アイデアは出ないと言いたい。もちろん矜持に賭けてそれだけは言わないけども。さて、どうしたものか。


10月13(Wed)

 午前中、研究室⇒セミナー。
前半担当ヨシノ君で、卒論のときの研究紹介。沖縄島カグラコウモリのエコロケーションの地理的変異についての研究。研究内容がよくまとめられていて、話も巧い良いプレゼンテーションだった。

後半、ヤマモト君による論文紹介。多様性−生産性の関係についてスケール依存性とか栄養段階などに着目してみたという内容。面白いと思ったのは、本論とは外れて、この研究ではなく前の研究の内容なのだが、生産性があがることによって見かけの競争の効果が強くなって、各栄養段階ごとの種数が下がるために多様性が下がってしまうという説明をしていた部分。純粋な中立説的な話よりは、種間関係(種間相互作用)に配慮をした上で多様性パターンの説明を試みるという姿勢は僕の好みに合っていた。最終的にはどこまで行っても平衡にならず、cyclicに競争関係が生々流転するというのもなかなか。

午後から、自主ゼミ。僕の担当で空間を解した競争と共存ということでreview論文の紹介。とはいえ、今日の割り当て時間では全部は終わるまいと目論んで、資料はまだ最後まで完成してなくて、丸々1セクション残っている。

夕刻頃、土居さんが尋ねてきて3月の生態学会の自由集会で自由集会を開くから、お前も話をしてみないかと声を掛けてくださる。algae-grazer系についてかなり総合的な話がしたいそうで、川、海、湖にモデルと幅広く声を掛けたそうで、僕にモデルによる理論研究担当で話をしないかとのこと。むしろ僕なんかに喋らせて良いんですかという感じだけれど、もちろんお引き受けさせて戴く。どっちかというとモデル全般についての話に重点を置いたほうが良いんだろうか。

よくよく考えたら、今までポスターばっかりだったので、学会で口頭で発表するのは初めてか。うーん、恥かかないようにキチンとした内容にしたい。カワタ先生にそのことを話したら「何話す気?」と訊かれたんで、今モデルから考えてます、とか言ってみたところ正気かという顔をされた。さすがに無理か。早くも先行き不安というか暗雲立ち込めてる感じがヒシヒシと。まあそちらは個人の発表でポスターか何かにするとして、新案のほうも早めに駄目出しするから、明日までに途中までで良いからアイデアを持って来いという話になる。

そんなわけで、夕刻以降は予定を変更して、研究計画案の練り直しを先に進めつつ…。ホントは進化学会向けに考えてた、Stoichiometryを考慮して栄養効率からみた行動の進化モデル(ちなみに物質循環も藻類も湖も出てこない)とかをひねって考えていたんだけど、自由集会(と生態学会…とD論)を見据えて、algae-grazer系なモデリングでアイデア出すのが最優先になった。(てかカワタ先生にもそれを最優先にしとけ、と、この前も釘刺されたけれども)で今やってるモデルの延長で何かないかと模索中、漠然としたアイデアは出たけれどあんまし進んでない。


10月12(Tue)

寝る頃になって、プロローグだけのつもりで本を読み始めて、気付いたら読み終わっていた。…で、寝過ごした。

 正午過ぎ、研究室。
午後過ぎバイト。明日の自主ゼミのための資料を作って、明日しゃべる部分は完成。来週部分はまだ作成中。かなり丁寧に説明したつもりで書いていたのだが、マサヤ君に目を通してもらったところ、間違ったことは書いてないけど無機質で判りにくいとのコメントをいただく。つまりあれだ、いつもの「人に説明する気のない資料」になってしまったということで…。気をつけて書いたつもりだったんだけども、やや落ち込む。

というわけで書き直し。日付が変わる頃まで作業して撤収。


10月10(Sun)

 午前中、研究室。
研究計画案のアイデアだしをしたり、セミナー用のレジメ作りしたり。どちらも終わらない。

ここ暫くモニタがGnomeを映している時間が極端に少ないんで、放置していたモニタの切り替え器を使って、卓上のミツビシ製17インチモニタとノートPCを繋いでみた。これでWinXP(二画面) と WinXP+linux(Gnome)の切り替えが出来るようになった。なかなか快適。


10月08(Fri)

 午前中、研究室。
午後過ぎにすこしだけ留学生のHwangさんの雑用をした以外はセミナー用の資料作成で起伏のない日であった。夕刻過ぎに歓迎会があったのだが、用事があったので少し顔を出しただけで、そのまま撤収。

 自主ゼミ準備
ちょっとペース配分を間違えたかも。ということでこちらの資料作成に本腰を入れる。意外に時間が掛かってるなあ…。


10月07(Thu)

 正午頃、研究室。
朝お仕事のつもりで出掛けたら全学で休講だった。どーもここのところ迂闊レベルが増大中。空いた時間をこれ幸いと入院していたSVを引き取りに行く。レギュレータとバッテリー交換、工賃込み28000円、ちーん。もはやメカニックの人もまたかと言う感じの同情の視線なのが悲しいところ。まあさておき、気持ち悪いほど下が滑らかに回るようになった(気がする)、なんか関係あるんだろうか。アイドリングが不安定になる症状もついでに治ってればいいんだが。

で久々にバイクで青葉山。…研究等の裏の駐輪場に停めようとしたら、『化学系専用』なる貼り紙とともに御丁寧に縄で封印までしてある。SV買った頃から、2年以上もここを使わせて貰っていたのだけど、今になって何の心算なのか。というか、化学系様の専用にするにしても駐輪場を駐輪できなくしてどうするんだ。『人に使われるくらいなら誰にも使えないようにしてやる』という嫌なヒト的発想か。とまあ悪口はこのくらいにするとして、実際のところ資材置き場にでも使いたいのかもしれないが、それにしたって心象は良くない。

午後過ぎ、輪読会。担当はワタナベ君。なんというか…たいへんだった。いやはや。


10月06(Wed)

カワタ研OBの林さんにお子さん誕生とのこと。おめでとうございます。

 午前中、セミナー。
担当はタカシマさんでHubbel(1997), Coral Reefs(16):S9-S21、の論文紹介。中立説ばなしの教科書的セミナーでした、と。もうちょっと高島さんの立場からの話も聞きたかったけれど、またすぐに卒論の中間発表があるそうなんでそっちを待つことにする。

ワタナベ君による論文紹介は延期。(わりと本人不在な感じで)次回の日程調整などであれやこれや揉めていたが、めんどーなんで放っといて論文を眺めていた。というか、あまりやいやい言おうとすると、毎回のようにやり直させられてた往時の吾が身のあまりの駄目さ加減を思い出してブレーカーが落ちるんで、他人のセミナーの駄目さ加減については強く出られない。

プレゼンテーションの『やってはいけない』項目はあらかた抑えてるんで、反面教師として使えるんだろうけども、多分その前に居た堪れなくなって逃げるだろう。当時はよく怒らずに付き合って貰えてたと思う、ほんと。

輪読会の資料(彼は今週輪読会の担当でもあった)に関しては、ツダ君が全面的かつ徹底的に面倒を見ているようで、まさしく先輩の鑑である。自分にはとてもあそこまで出来ない(…というか役に立った例がない)んで頭が下がる思いだが、正直なところ些か面倒を見すぎに思えぬでもない。

 論文書き(英作文)
結果部分とtableが完了。さて、お絵かきしてまともな図を作成せねば(根本的に順番が間違っているような気がするけど)。モデル部分のうち棚上げになってる箇所も作業進めないと。

 自主ゼミ準備
5章立てのうち1,2章の資料作成が完了。しかし、ここからが本番の3,4章。丁寧に簡潔に判りやすく纏めるためには自分の理解が完璧である必要があるわけで、読み返したりしつつ、という感じ。


10月05(Tue)

 午後過ぎ、研究室・バイト。
英作文と自主ゼミの準備作業。ゼミの資料はLDP's HOWTO(リンク先はJF)風の形式で"Spatial Competition HOWTO"(基本的には箇条書き構成だけど)みたいなかんじで纏めようかと画策中。

 論文書き(英作文)
結果の英作文がほぼ終了、表現に悩んでいるパラグラフが一つあるが、頭いっぱい。

英文法チェッカについては久保さんの日記でunix用の簡易文法チェッカであるQueequegというのが言及されていた。…のだが、機能を見ると、めんどーだしMS-Wordでも良いか(疎覚えながらOpenOfficeにも校正機能があったような)。更に高度な英文校正機能は自然言語に近い翻訳ができるエンジンが出るまでは無理なのだろか。…というか、それが完成したら英作文の必要がないのか。

 メモ:『Winners of the IgR Nobel Prize』
ここ数年毎年日本人から受賞者が出ているIgノーベル賞だけど、今年もカラオケの発明者が平和賞を受賞。その他に気になったものというと、「ニシンのおならの音(生物)」は掲載紙だけを見るに(読んでない)魚探に応用するのかな? 「五秒ルールの科学的妥当性(公衆衛生)」は日本で言うところの3秒ルールについて。これは世界共通なのか。


10月04(Mon)

数日分アップロード忘れ。うはは、間抜けだ。

 朝起き。午後過ぎ、研究室。
午前中、自宅で英作文の続き。文献が必要になったのと雨が上がったんでトコトコと青葉山登り。研究室についてから日本語原稿をメールで提出。

隣の席に留学生がくるとかで、混沌とした荷物沖になっていた隣の机上が整理されて、ほぼ何も物がなくなっている。僕の私物(主に文献)も多大なる領土侵犯をしていたので、仕方なく整理。

カワタ先生に研究計画案を喋ってみたところ芳しくないリアクション(世間話的な内容なんでまともに話したわけではないのだけど)。D論としての一貫性がないというのが第一の理由、現実的な時間の問題が第二の理由。代替案含めてもう少し詰めてからとのこと、方向性が違うのばかり3案くらいあるのだがどうしたものか。とはいえ締め切り的には今月半ばくらいが限界点かな。

 論文書き(日本語⇒英語)
図のキャプションは修了。ただし極めつけにアヤシゲな英作文。Windows用の構文チェッカでも探してみるか。Emacsとかでやるのも手ではあるのだけど…。イントロダクションとディスカッションの英作文については暫しマテとのストップが掛けられているので、解除前にモデルと結果の英作文を済ませないと。


10月02(Sat)

 朝起き、自宅作業。
昼頃バイク屋より連絡、バッテリー交換だけでなく電装系も交換になるとのことで、まだしばらく入院。案の定また結構かかる様子で今回も分割払い。我がポンコツ君はこれでフレームとエンジン以外粗方交換したんじゃなかろうか。新車もう一台分くらい掛かってる計算になるのがなんともはや。

久々にScienceに面白そうな論文が出ている。Rietkerk et al.(2004),"Self-Organized Patchiness and Catastrophic Shifts in Ecosystems"。昨今(特にマネジメント系で)流行の生態系のカタストロフ遷移のreview的論文なのだけど、カタストロフといってる論文は将来予測が困難であることを問題視しているものが多いのだけれど、これもそういう話。空間的な自己組織化パターンから一部は予測できるというような話。とはいうものの、いくら前兆を予測できたとしても、実際にマネジメントで重要になるのは、前兆が見えてからどれだけ即座に手を打てるかどうかが肝だと思うのだよね。

 論文書き(日本語⇒英語)
図のキャプションやらモデルやらの英作文続き。ウラベさんの言うとおり英語で書く方が一文あたりの(主語述語等の)論述関係が明確になる(というよりは、そうしないと文が成立しないので意識して書かざるをえない)。日本語で文章の遂行するのは下書きまでと言うのは無駄を省くだけでなくて、その方が楽と言う意味合いもあるわけだ。

 メモ:『Program Library HOWTO』
おべんきょおべんきょ。自コードの再利用としてライブラリ化は有効かしらん、というわけで興味があるんでメモ。サンプルを見る限りでは結構簡単に出来そうな感じ。


10月01(Fri)

本日より10月。もう第3四半期も最終月なのに…。

 朝起き、自宅作業。
SVがまたしても入院中なので出不精モード。ずっと篭っていると時間の感覚がアヤシクなっていく。

 論文書き
議論部分、捕食被食系の振動が空間構造によって緩和される効果については、2patched-LVモデルを用いて空間的非同期性から説明したJansen(1995)を引用。その過程で見つけたreview論文、Briggs and Hoopes(2004), Theor.Popul.Biol.(65):299-315, "Stabilizing effects in spatial parasitoid-host and predator-prey models: a review"がよくまとまっていて後々も役に立ちそうだ。

兎も角、日本語下書き完了。見直しを済ませたら提出して、と。


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