髪の毛

ねこみみ娘の髪の毛について語る


髪の毛。これは、ねこみみ娘の特徴のうちでもかなり大きな存在感を占めるものである。なぜならば、髪の毛の違いによって、そのねこみみ娘の持つ印象やかわいらしさが異なってくるからである。その他にも様々な意味合いがある。ここではそれらについて考察していきたい。さて、ではまずは髪の毛から導かれる印象と言う点を考えてみよう。ここでは、便宜的に1・髪型(髪の長さ)2・髪の色という二つに分けてみることにする。

まず、1の髪型(髪の長さ)であるが、大きく分けて、短い髪と長い髪の二つに分かれるであろう。さらにそこから髪型の細かいところに派生するわけであるが、それは順次話していこうと思う(あまり詳しくは話さないが)。

では、短い髪の毛のほうから考えてみよう。短い髪から想像されるのは、活発、とか、元気とかではないだろうか。これはなぜだろうか。まず、活発や元気なねこみみ娘というものは、落ち着いているわけがなく、つねに動き回ったり、いろんな行動をするものである。そのような行動をしていると、どうしても動きやすい格好が自然と選ばれることになる。そう、ここで髪の毛は長いと邪魔になりやすいということから、必然的に短い髪になっていくのである。また、背中や首筋が髪で隠れないというのも大きい。ここからは開放感が想像される。これらは猫本来のやんちゃさや、元気さと合わさって、何ともいえないかわいらしさを私たちに見せつけるのである。髪型としては、どうしても長い髪に比べてバリエーションが少なくなりがちだが、それでも工夫しだいではいろんな変化が楽しめるであろう。

次に、長い髪の毛はどうであろうか。これはなんといってもその長さから、さらさら感を十分に堪能できるという利点があげられる。さらさらとした長い髪をさわさわするのは至福の時である。また、ある程度のおとなしさ、細やかさをイメージとして受け取れる。これは長い髪では活発さを感じ取れないことの裏返しということもあるが、長い髪の手入れの大変さからくるマメさとか、髪をかきわけるしぐさなどからも導かれるのであろう。また、髪型をいろいろ変化させられるのも大きい。そのまま長くおろしてとか、三つ編み、ポニーテールなどは代表的であろう。これらが長い髪の利点であるが、もう一つ、ある意味で大事な意味合いをもつ。それは「人間の耳を隠せる」ということだ。短い髪だと、どうしても人間の耳が見えてしまい、ねこみみ娘には耳が4つある、ということがはっきりとあらわになってしまうのだ。このことから、ねこみみ娘には長い髪は都合のいいことがわかるのである(私自身は全く気にしないのだが。一部にはおかしいと言う人が存在するのも確かである)。

それでは2の髪の色に移ろう。これは、かなり様々の色の種類がある。まず、思いつくままにあげていくと、茶色、黒、ピンク、青、黄、緑などが思いつく(他にもあると思われる)。これらの色の違いはどのような意味合いがあるのであろうか。まず、一番多いと思われるのが茶色であろう。これは、実際の少女にも茶色の髪の人がいることもあるし、猫の毛の色では茶色がかなりの比重を占めているため、イメージ的に「毛の色=茶色」というものが導かれるのであろう。確かに髪の色として違和感もなく、すんなり受け入れることができる。違和感がない、というのはすでに「少女にねこみみがついている」という、ある意味アンバランスであるねこみみ娘にとっては大事なものである。「自然=親しみやすい」というのは確かに存在するからである。同じように黒(灰色)もあるが、こちらは少し色的に明るさがないので、茶色ほど受け入れられていないようである。見た目がぱっとしないというのは痛い。

あとの色は実際にはほとんど見られない髪の色である。猫自体にもそのような色は存在しない。しかし、それでも使われているのはなぜだろうか。まず、見た目がすごくわかりやすく、存在感がある。また、明るい色というのは、そのねこみみ娘の印象をその色の通り明るくするのである。これは元気さをうりにしているねこみみ娘にはぴったりなのである。個別的には、ピンクはほんわかとしていていかにも女の子って感じがするし、青などは透き通った透明感を感じさせる。黄色などはいかにも明るい、まるで太陽のようだ、といった印象を与えるであろう。このように、色は性格まで表すこともできる。これらの髪の色は、実際にはなかなか存在しないということも手伝って、ねこみみ娘を普通の娘とは違うのだ、ということを改めて感じさせるものでもあるのである。以上、十分ではないが髪の毛から受ける印象について考察してみた。

それでは次にそのほかのことについて考察してみる。まず、髪の毛には様々な飾りものをつけることができる。リボン、カチューシャなどが代表的であろう。これらの飾りが、ねこみみ娘のかわいらしさを引き立たせるのは自明の理である。これはただの猫からはなかなか得られないものである。ねこみみ娘でよかったと思う一つであろう(確かにリボンぐらいならただの猫にもつけられるが、カチューシャなんかはね)。

また、実際の猫とは違い、ねこみみ娘は体中に毛が生えているわけではない。そのため、毛のふさふさ感がねこみみ娘には不足しがちであるが、それを補うのが髪の毛である。そう、髪の毛からは「ふさふさ」とか、「さらさら」などのような感触を想起できると思う。これがねこ本来が持つ毛の感触を思い出させてくれるのである。これは、ただの少女からは想起できない感覚であろう。(普通の娘の髪の毛をさわって(猫の毛みたい)と想像する人は少ないであろう。あくまでねこみみ娘だからそのような感想もでてくるはずである。)また、猫には本来髪の毛というものは存在しない。このことは、あくまでもねこみみ娘は「ねこ」そのものではなく、少女が合成されているのだということを思い出させる。ここから「そうだ、猫も少女もどっちも俺は一度に手にいれているんだ!!ねこだけじゃないんだ、少女だけじゃないんだぁ!!」というようなものすごい感動をあらためて手に入れることができるのである。

このように、髪の毛はねこみみ娘にはとても重要な位置を占めるのである。


もどるにゃ。