装飾品のすべて

ねこみみ娘の装飾品について語る

さて、ねこみみ娘には、そのかわいらしさを彩る様々な装飾品(道具)がついていることが多い。いや、すでに必須の物とさえ言える。では、その数々を見てみよう。

*リボン・・・リボン、このアイテムのもつ意味は実に多様である。髪を結んだりするのに使って、かわいらしさを増幅させる、というのが一般的であり、また事実である。しかしこれはただの女の子にもいえることである。そこで、ねこみみ娘特有のことについて考えてみよう。

まず、ねこみみ娘には、髪以外にもリボンを使用して、かわいらしさを表現できる。それはしっぽである。ふわふわしっぽにかわいいアクセントとなるリボン、これを見た時、それはねこみみ娘であるすばらしさを感じる瞬間であり、けっしてただの女の子には感じ取れないものである。

また、その意味も、ただかわいらしさを表現するだけでない。ではなにか。そう、それはリボンという物のもつ意味というよりは、その副産物よりもたらされる。リボンは女の子を飾る以外に何に使用されているであろうか?すぐ思い浮かぶのはプレゼントなどにかざりとして使用されているということであろう。つまり、リボンから、プレゼントというものが想起されるのである。

リボンのついているものはプレゼント(贈り物)である、というように無意識に考えてしまっているのである。と、いうことは、髪を結ぶという以外の用途である「シッポにリボン」という行為は、そのことからプレゼントを飾っているものなんだ、と思ってしまうのである。

と、いうことは、このねこみみ娘はオレへのプレゼントか!!!と考えてしまっているわけであり、このことは普通の女の子には感じ取れないものであり、ねこみみ娘特有のものである。リボン、その存在はものすごく大きなものになっているのだ。

「シッポにリボン」おそるべし!!

*首輪・・・首輪、それはかわいらしさを増幅させるたぐいのものではない。しかし、そのもつ存在意義は大きい。

では、首輪のもつ意味はなにか。1つはいわゆる「所有権」の表示である。首輪がついている、ということは、飼い主がいる、ということである。つまり、この娘はもう所有者がいるんだぞ、ということを明らかにしているわけである。このことにより、他の者はうかつに手を出せないわけである。このことにより、自分だけのねこみみ娘である、という安心感が手に入るわけである。

そして、首輪の持つもう1つの意味は「首輪」自体がもつ「拘束」ということである。ねこみみ娘を自分だけの物にしたい、という思いはだれもが持つものである。では、どうすればそのようにできるのか。簡単なのは手元にずっとおいておく、ということである。

そこで、首輪という拘束道具の登場となるわけである。首輪がついたねこみみ娘は、おれだけが見て、触れるんだ、という独占欲を満たすことができるわけである。ここに、そそられる要素が存在するわけである。

首輪はいいなあ。

*鈴・・・鈴、このアイテムはねこみみ娘の存在感を大きく増大させるものである。その清らかな音は、聞いていて心をなごませる。

鈴の音が聞こえる、ということは、ねこみみ娘が活動していることである。音が聞こえることにより、目に見えなくても、その元気さ、健康さを確認できるわけである。また、その音により、すぐに存在を発見できる。すぐにでもねこみみ娘にあいたい、というときに絶大な力を発揮することになる。

さらにそれは形、音によりアクセサリーとしての価値も高い。ねこみみ娘のかわいらしさを増大させてくれるものである。装着するところとしては、首輪、おてて、しっぽなどが考えられよう。

鈴の音を鳴らしながらすり寄ってくるねこみみ娘、思わず顔がニンマリしてしまうことまちがいなし!!かように鈴はねこみみ娘の存在を再確認できる大事なものである。

チリリン、鈴の音、うれしいな。

*ねこ手グローブ・・・ねこ手グローブ、これは少し特別なアイテムであろう。ねこみみ娘の元になる、少女、猫、どちらにもそのような装飾品をつけるということはありえないからである。

では、いったい、何のためにその存在はあるのであろうか?そのことについて考えてみよう。まず、それを着けることによって何が得られるであろうか?そう、それは「ねこのおてて」である。このことから、人間の手にはなく、ねこのおててにはあるもののために、それを着ける、という図式が成り立つ。では、それは一体なんなのであろうか?

ほかにもあるかもしれないが、一番重要なのは「にくきゅう」である。これこそが人間の手では手に入れることができない、それでいてなければ悲しいという物であろう。そう、このアイテムのおかげで、ねこみみ娘に「にくきゅう」の存在がプラスされ、ますますもってそのかわいらしさが増大するわけである。このことは、グローブが普通のねこのおててより大きく、にくきゅうも誇張されていることからも読みとれる。

しかし、ここで疑問も生まれる。だったら、なぜ最初からねこみみ娘の手をねこのおててにしないのか?ということである。これは、ねこみみ娘というものが、少女と猫のかわいらしさをたした物である、ということから説明がつくであろう。ねこみみ娘のおててを猫の物にしてしまうと、それではあまりにも少女のかわいらしさが失われてしまうのではないか?というものである。少女の細くて白く透き通ったようなやわらかいおてて。これをはずすわけにはいかない!!というこだわりがそこに存在するのである。(ねこの毛が生えた手の方がいいという意見ももちろん存在するが。)

しかし、だからといって、ねこのおててから得られる「にくきゅう」を失いたくはない。そこで考え出されたのが、「ねこ手グローブ」というわけである。このアイテムの登場により、少女とねこのおてての利点を、両方手に入れるということに成功したわけである。これにより、どちらを取る、という深い悩みから解放されたわけである。発明者には敬意を表すしかない。

いいとこ両方取りだ!!


もどるにゃ。