先を急ぐぞ!!


町外れ2

時間が惜しい。今は早くクレア山に登りたい。残念だがこの娘の相手をしている暇はない。「先を急ぐぞ。」あなたはトルテに向かって言葉を発した。「はいニャ!!」トルテは元気に答えた。

二人は立ちふさがっている娘の隣をすり抜けるように通り抜けた。その時、娘はあきらめたような表情を見せ、そしてこうつぶやいた。「運命・・・。」

歩き始めてからしばらくして、トルテが話しかけてきた。「きっと、あの娘は僧侶ニャン。だからクレア山に行くなって言ったニャン。」そうか。たしかにそう考えれば、服装などは僧侶のそれであったような気がする。それにクレア山はHalfcat族の聖地であるから、僧侶であれば人間に近づいてほしくはないであろう。娘の行動も納得がいく。しかし、なぜクレア山に行くことが分かったのか?それに最後の言葉・・・。「運命」確かにそう言ったはずだ。あなたは心に不安を抱きつつクレア山へと旅だった。あの娘と会っていたとき、ペンダントがかすかな光りを発していたのを、あなたは気づかなかった。

歩き去っていく二人の後ろ姿を見つめている一人の娘がいた。そして姿が見えなくなるとその場に座り祈った。「神よ・・・。二人の前途に導きを・・・。」祈りは長く続いた。その姿はまるで天使のように神々しいものであった。

次へ進む


タイトルに戻るにゃ。