あなたは、大きな声でトルテに向けて叫んだ。「トルテ、あそこにいる魔術師をなんとかしてくれ!!」トルテもその声で魔術師の存在に気がついたようだ。顔が真剣になる。「ハイにゃ!!まかせてにゃ!!」そういうと、トルテは魔術師の方向に駆け出した!!
魔術師は呪文の詠唱中は無防備だ。唱え終わる前に近づいてしまえばなんの苦もなく倒せる。トルテは持ち前のすばやさでぐんぐん魔術師との差を縮めていく。戦いながらその様子を見ていたあなたは安心した。(あれなら間に合うだろう。こっちは戦闘に集中するか・・・)そう考え、目の前の敵に神経を集中させた・・・。
「にゃ!にゃ!にゃ!」トルテは魔術師めがけ、全力で走っていた。魔術師はトルテに気づいたらしく、賢明に呪文を詠唱している。しかし、トルテの走りは止まらない!!呪文を唱えている魔術師が目の前に迫る!!「もらったにゃーーー!!!」トルテの剣が魔術師に振り下ろされる!!しかし、それと同時に魔術師の呪文が完成した!!
戦っているあなたに、突然まぶしい光が目に入った。魔術師がいた方だ。と、同時に「にゃーーー!!」というトルテの叫び声が聞こえた。あなたは、急いで魔術師のいた方を見た。そこには、傷つき倒れている魔術師の姿があった。しかし、トルテの姿はどこにもない。(い、いったい何が起こったんだ?)しかしあなたには考えている暇はなかった。山賊が絶え間なく襲いかかってくる。(魔術師はもう大丈夫だ。まず目の前の敵を倒さなければ!!トルテ、ちょっと待っていろ!!)「このやろーー!!」あなたは山賊に襲いかかった。
山賊達はみんな倒れていた。立っているのはあなた一人。「ふう、ふう・・・。」息を整えてから魔術師の所に向かう。魔術師はつらそうであったが、死ぬほどの傷ではないようだった。「おい、さっきの呪文はなんだ!!トルテはどうなった!!」魔術師から聞き出したところによると、あれは「物質移転」の呪文で、呪文に当たった物体を好きなところに移転させられる呪文である。トルテはどうやら山賊のアジトに転移させられたらしい。(なるほど、転移させ孤立化させてからゆっくり金を奪ったり、奴隷として売っぱらうのか・・・。攻撃呪文などでなくてよかった。トルテは無事らしい。とはいえ、山賊に捕まっているのもまた事実だ。)よし、トルテを助けにいかなければ!!あなたはアジトの場所を聞き出すと、その場所へ走り出していた。(まってろよ、トルテ!!)