(よし、魔術師を倒しに行くぞ!!)あなたはそう決断すると、すぐさま魔術師の方へ走り始めた。そうしている間にも、魔術師の詠唱はだんだんと完成されていく。(間に合うか?)あなたは走りながら焦りを感じていた。
そうこうしているうちに、魔術師が目の前に迫る。相手は呪文の詠唱に集中していて、あなたのことに気づいてはいない。全くの無防備だ。(よし、やれる!!)あなたは剣を抜くと、魔術師に向けて振りかぶった。そして、勢いよく振り下ろす・・・。その時、異変が起こった。目の前が急に明るくなった。少し目がくらむ。(くそっ!!なんだ?)あなたは少しためらったが、そのまま剣を振り下ろした。
ぐさっ!!確かな手応え。目のくらみも収まり、目の前に魔術師が倒れているのがわかる。(よかった。倒せたらしい。しかし、さっきの光は?もしや、呪文が完成・・・?そうだ、トルテは?)あなたはトルテのいた方向を見た。さっきまで敵と戦っていたトルテの姿は見えない。(くっ、しまった。さっきの光はやはり呪文の完成した光だったらしい。(いったいトルテはどうなったんだ?)しかし、そんなことを考えている暇はなかった。いままでトルテと戦っていた敵があなたに向かってきていた。(しかたがない、まずはあいつらを片づけるか・・・。)
勝負はすぐについた。山賊達は本気になったあなたの敵ではなかった。(いったいトルテは?)さいわい、魔術師にはまだ息があった。「おい、さっきの呪文はなんだ!!」あなたは激しく問いつめた。聞き出した話によると、あれは「物質移転」の呪文で、呪文に当たった物体を好きなところに移転させられる呪文である。トルテはどうやら山賊のアジトに転移させられたらしい。(なるほど、転移させ孤立化させてからゆっくり金を奪ったり、奴隷として売っぱらうのか・・・。攻撃呪文などでなくてよかった。トルテは無事らしい。とはいえ、山賊に捕まっているのもまた事実だ。)よし、トルテを助けにいかなければ!!あなたはアジトの場所を聞き出すと、その場所へ走り出していた。(まってろよ、トルテ!!)