油断禁物!!


戦闘2

(トルテばかり気にかけていてもしかたがない。あの様子なら大丈夫だろう。それよりも山賊はあれで全部か?援軍とかはいないのだろうな・・・。)あなたは周りを見回し、注意深く観察を始めた。(どうやらなにもないな。)あなたがそう思って観察をやめようとしていた時であった。「がさっ!!」すぐ後ろの草むらで草の揺れる音がかすかになった。それは小さな音で、普通ならば気がつかない程度のものであった。しかし、あなたは神経を集中していたため、その音がはっきりと聞こえた。

(草むらの中になにかいる!!)あなたに緊張が走った。(どうする?草むらに調べに行くか?いや、それよりも気がつかないふりをしていれば相手のほうからでてくるな・・・)あなたは気がつかないふりをした。当然草むらの方など見もしない。戦闘の方に集中しているふりもした。隙をみせるように・・・

「ガサッ!!」先ほどより大きな音がして、ほとんど聞こえない足音がこちらに駆け足で向かってくる!!しかもかすかな殺気!!(来たな!!意識を集中していなければわからなかっただろう。手練れの者だな・・・。しかし、そちらの動きはつつぬけだ!!)敵があなたの背中にナイフを刺そうとした瞬間、あなたは身をひねりナイフをかわし、そのままふりむきざま剣を敵に向かって振り下ろした!!グサッ!!たしかな手応え!!敵は地面に倒れた。(よし、やった!!)倒したのは山賊の一味であろう。(トルテだけでなくこちらもねらっていたのか・・・。気を抜いていたらやられていたな。)あなたは安堵の気持ちでいっぱいであった。しかし、そこではっとなった。トルテのほうはいったいどうなっている!?急いでトルテのほうを見た。

トルテは元気に山賊達と戦っていた。あなたは安心した。が、その時・・・。光の球がトルテに向かって飛んでいくのが目に入った。そして、そのままトルテにぶつかった!!「にゃ!!」トルテは一言叫び声のようなものをあげると、その場から消え去った・・・。「ト、トルテッ!!」あなたは思わず叫んでいた。しかし、返事はない。光の飛んできた方を見ると、奇妙な格好をした人物が立っていた。(あれは!?そうか、魔術師か。うかつだった。自分のことばかりに気を取られて・・・。もっと敵をよく見ておくべきだった。くそっ!!トルテはいったいどうなったんだ?呪文の直撃をくらって・・・)いやな考えが頭をよぎる。しかし、今はまず目の前の敵を倒さなければ、と思い直すと、あなたは敵に向かっていった。まずは魔術師。そのあと山賊達。敵は一人、また一人と倒れていく。気づくとあなた以外に立っている者はいなかった。

一息ついてから倒れている魔術師に近づいた。まだ息をしていた。「おい、さっきの呪文はなんだ!!」あなたは激しく問いつめた。聞き出した話によると、あれは「物質移転」の呪文で、呪文に当たった物体を好きなところに移転させられる呪文である。トルテはどうやら山賊のアジトに転移させられたらしい。(なるほど、転移させ孤立化させてからゆっくり金を奪ったり、奴隷として売っぱらうのか・・・。攻撃呪文などでなくてよかった。トルテは無事らしい。とはいえ、山賊に捕まっているのもまた事実だ。)よし、トルテを助けにいかなければ!!あなたはアジトの場所を聞き出すと、その場所へ走り出していた。(まってろよ、トルテ!!)

次へ進む


タイトルに戻るにゃ。