不思議な光


アジト内部2

(ここは相手を信じてみよう。わざわざ波を立てることもない。)そう考えると、あなたは剣をしまった。「ありがとう。これでゆっくり話ができるわ。」「話とはいったい?」あなたはローラに尋ねた。「あなたのつけているペンダント、ちょっと見せてくれない?」とローラは聞いてきた。あなたは躊躇したが、ローラの目がまじめであったので、ペンダントをはずしローラに手渡した。

その瞬間、ペンダントが光りを放った。(こ、これはいったい?)あなたはローラのほうを見つめていた。光がやむと、ローラはペンダントをあなたに返した。「あなたが・・・。やはりそうだったのですか。」「なにが?いったいどうしたんだ?」あなたはローラに尋ねた。「今はなにもお答えできません。でも、あなたをお待ちしておりました、ご主人様。」「ご主人様?いったいなんだっていうんだ?」あなたは混乱していた。そうしていると、突然扉が開き、山賊が入ってきた。山賊はあなたの存在を不思議に思っているようであったが、気を取り直して話を始めた。「頭、急にすいません。実は進入者があったので、捕まえて連れてきました。よくわかりませんが、「ご主人様を返せ」と叫ぶばかりで・・・。」「よし、部屋の中に連れてきてくれ。」「はっ!!」そして、中に入ってきたのは・・・。

「トルテ!!」あなたは思わず叫んでしまった。縛られたトルテが部屋の中に入ってきた。トルテもあなたを見ると「ご主人様ーーー!!」と叫んだ。「下がってよし。」ローラが山賊に言う。「はっ!!」山賊が出ていったあと、ローラはトルテを縛ってある縄を切った。トルテは何が起きたかすぐにはわからなかったが、自由になったとわかり、あなたに抱き着いてきた。「ご主人様、無事だったニャーーー!!」なぜここにきたのかトルテに聞くと、倒した山賊に、ここにいるということを聞き出し、すぐに乗り込んできたらしい。「そうか、苦労かけたな。」「そんなことないニャ!!ご主人様のためだにゃ!!」

感動も一段落した後、あなたはローラに尋ねた。「さて、聞かせてもらおうか?どういうことなんだい?」「何も教えられない。今は・・・。トルテ、ごめんなさい。知らなかったとはいえ、あなたをこんな目に会わせてしまって。わざわざご主人様を助けにきてくれるなんて。これからもご主人様を助けてあげてね。」トルテはよく分からないようであったが、元気よく「はいニャ!!」と答えた。ローラは話を続けた。「ご主人様、すいません、迷惑をかけてしまって。あなたの手助けをするところか邪魔してしまったなんて・・・。さあ、ここから早く出発してください。」「なんだかよく分からないが、まあ無事だったからよしとするか。では、出発することにしよう。」「これから先、つらく厳しいことが待っていると思います。それが何かは言えませんが。ただ、これだけは心に留めておいてください。「トルテを信じて。」ただこれだけです。では、気をつけて、ご主人様!!」

二人が出発しようとすると、ローラが話し掛けてきた。「聖地に行くなら、こちらの裏口から行ったほうが近いです。」(なぜ聖地に行くとわかった?)と不思議に思ったが、きっと教えてはくれないだろう。さらにローラは続けた。「ここを出てから右に進んでください。そうすれば元の街道に出られます。ただ、途中に罠がしかけられていて、それをかわしていかなければなりません。今、その方法をお教えします。「最初の道が3つにわかれている所は真ん中、次の2つに分かれている所は左、次の2つに分かれている所は右、最後にロープが道に張っている所は、ジャンプして超えていってください。決してロープに触ったり切ったりしてはいけません。ここをこえれば街道に戻れます。」「そうか、ありがとう。」二人は裏口から山賊のアジトを出発した。

(いったい、彼女はなんだったのだろう?ローラか・・・。しかし、不思議な事ばかり起こるな。なぜだ?いったいクレア山、聖地には何があるんだ?)様々な憶測が現れては消えていく。あなたは、自分が何か巨大な物に巻き込まれているような気がした。(運命・・・。)町を出発したとき聞いた、この言葉がまた思い出され、さらにあなたを憂鬱にさせるのであった。「なにしてるニャ?ご主人様?」トルテが話しかけてきた。その笑顔を見ていると不思議に元気が出る。(トルテを信じて、か。悩んでいてもしかたがないな。元気ださなきゃ!!)「よーし、トルテ、行くぞ!!」「はいニャ!!」二人は元気に出発した。

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