(ん、ここは?)急にあなたの目の前の視界が開けた。そこには湖が広がっていた。(こんなところに湖があったのか。きれいだ・・・。)あなたはこのシチュエーションをボーッと眺めていた。(ん、あそこにあるのは?)湖の岸辺に小屋らしきものがある。あなたはそこに行き、中を覗いてみた。(誰かが住んでいるわけではないな。木こりか何かが休憩所にでも使っているのであろう。よし、日も暮れてきたし、今日はここに泊まらせてもらうか。)あなたはそう決断した。(あれ、トルテは?)あなたは、ふいに、トルテが側にいないことに気がついた。小屋の外から、バシャバシャと水の音がする。(いったい何の音だ?まさか、モンスター!!)あなたは、トルテが心配になり、急いで小屋を出た。そしてそこには、あなたが想像もしなかった光景が、目の前にひろがっていたのであった。
(は、はだかぁ!?)あなたは目の前の光景を疑った。トルテが湖で水浴びをしている。そこまではいい。しかしその格好は・・・。あなたは恥ずかしいとかいう感覚も忘れ、ただトルテを眺めていた。(う、美しい・・・。)水浴びをしているトルテの姿は、まるで天使のようであった。そんなただ立ち尽くしているあなたの姿を、トルテが見つけた。そして、あなたの方に駆け寄ってきた。「ご主人様ぁーーー!!」そして、あなたに抱きついてくる。「にゃは!!つかまえたニャ!!」あなたはただ呆然としている。「水浴びきもちいいニャ!!ご主人様もどうかニャ?ん、どうかしたかニャ、ご主人様?」あなたが動かないので、トルテが心配して聞いてきた。ふと、我に返ったあなたは、急に恥ずかしくなり、トルテを自分から放すと、後ろを向いて言った。「早く服を着てくれ、トルテ!!」「なんでニャ?」「そ、それは・・・。と、とにかく早く!!」「わかったニャ。」なんだかよくわからないトルテであったが、とりあえず服を着た。「トルテ、服は着たか?」「はいニャ!!」あなたは振り向くと、トルテを見た。(うーん、全然恥ずかしがってない。なんだかなあ。)
「トルテ、今日はあの小屋で休むことしよう」あなたは動揺を押さえて、トルテに伝えた。「わかったニャ!!」あなたたちは小屋で一晩をすごすことにしたのであった。
あなたが寝ようとして、横になると、その寝床の中に、トルテが潜り込んできた。「な、なんだ、トルテ!!」あなたはびっくりして跳ね起きた。「ご主人様、一緒に寝ようニャ!!」「え、いや、しかし・・・。」あなたは戸惑っていた。いくらなんでも一緒に寝るっていうのは・・・。「昔みたいに隣に寝たいにゃあ。」トルテは寂しそうな顔をしていた。あなたは、その顔を見ると、とても断れなくなった。「わかったよ、トルテ。一緒に寝よう。」あなたはトルテにやさしく微笑んだ。「やったニャ!!」そういって、トルテはあなたの隣に横になった。あなたは、気になってしばらくは眠れなかったが、隣のトルテのやすらかな寝顔を見ていると、穏やかな気持ちになり、そのまま眠りへとついていったのであった。
次の朝。「よし、トルテ、出発だ!!」「はいニャ!!」一晩ぐっすり休んで元気になったあなたたちは、また、森の中の探索を始めるのであった。