「なぜ、クレア山に登ってはいけない?いや、それよりも君はいったい誰なんだ?」あなたは娘に対して話しかけた。娘はにっこり微笑むと、あなたに対して答えた。「私はクリスという僧侶です。すみません、急に話しかけたりしてしまって。」
「い、いえ、そんなことは・・・」予想しなかった娘の態度に戸惑いながら、あなたは考えた。(僧侶か。それならばクレア山に登るな、というのは納得できる。なんといってもあそこはHalfcat族の聖地だからな。)あなたは娘に話しかけた。「クリスさん、といいましたっけ?クレア山に登るな、というのはあなたの職業からくる義務からですか?すみません。人間が聖地に近づくのをいやがるのは分かります。しかし、どうしても行かなければならないのです。お許しください。」クリスは答えた。「それもあります。しかし、根本的なものは他にあります。答えることはできませんが。」「答えることはできない?なぜ?」あなたはクリスに尋ねた。
「説明してもわからないでしょう。ですから、多くは語りません。ただ、クレア山には登らない方があなたのためになる、これだけは言えます。」クリスの答えはあなたにとって納得いくものではなかったが、これ以上は話してくれそうもない。あなたは聞くのをあきらめた。どうしようか。ここまで言われてはクレア山に登るのもためらわれてしまう。あなたは考えた。その時、ふと疑問が生じた。(しかしなぜクレア山に登ることをこの娘が?)その疑問をクリスにぶつけることにした。「あなたはなぜ私がクレア山に登ることを知っていたのですか?」「それも説明できませんが・・・私が知っているのは当然なのです。」あなたはますます分からなくなってしまった。
「おねがいです。どうかクレア山には登らないで・・・」クリスはあなたに再び頼んだ。あなたは考えた。(なぜここまでクレア山に行かせたくないのだろうか?ここまで言うのにはなにか理由があるのだろう。たしかに自分にはクレア山になにがあるか分からない。旅の戦士の目的のためだけに向かっている。自分の家に帰れるにも関わらずだ。いったいどうしよう。)